ドイツビールって何だろう?

ドイツビールって何だろう?

ドイツと言えば、一人あたりの年間ビール消費量が世界3位というビール大国。ドイツのビールは、日本のビールよりもまろやかで甘みのあるものも多く、苦みが苦手な人にも飲みやすいタイプが多いです。そんなドイツで愛されている「ドイツビール」の定義や特徴についてご紹介します!

 

1.ドイツビールの特徴

ドイツビールの特徴は、まず「ビール純粋令」にうたわれている「麦芽・ホップ、水、酵母」のみで造るという点。「ビール純粋令」は、1516年にドイツで制定された法律です。ビール造りには、他国ではコーンスターチやスパイスなどを加えて風味を出すことがありますが、ドイツビールは品質を守るために、原料をこの4つのみにするという決まりがありました。

1987年に法的な効力を失った今でも、この純粋令を守ったビール造りをしている醸造所が多くあり、法令の重さではなくドイツのビール文化の誇りとして生き続けています。たった4種類の原料だからこそ、その原料選びや工程にとことんこだわるクラフトマンシップ。4種類の原料だけとは思えないバリエーションと豊かな風味が、まさにドイツビールの最たる特徴と言えるでしょう。

次に、ドイツビールの分かりやすい特徴は、そのカラフルなカラーバリエーション。麦芽によって左右される色は、黄金色、黄色、琥珀色、黒色などさまざまにあり、その美しい色のバリエーションには、ついうっとり見惚れてしまうほど。中には濁って見えるビールもありますが、これは酵母をろ過していないためで、まろやかでナチュラルな味わいが楽しめます。

 

2.代表的なドイツビールの種類

ドイツビールで、中世以来バイエルン地方を中心に飲み継がれてきたのが、シュマッツでもおすすめしているエールビールの「Weizen(ヴァイツェン)」。その他にも、ラガービールの中でもすっきりした飲み心地の「Pilsner(ピルスナー)」やピルスナーよりも軽くてすっきりした味わいの「Helles(へレス)」、香りが豊かでコクが深い「Alt(アルト)」、黒ビール好きにおすすめしたい「Schwarz(シュヴァルツ)」などドイツビールの種類は多種多様です。

ヴァイツェンは、小麦を意味する名前のとおり原料は小麦。バイエルン地方のビールと言えば、今でもヴァイツェンが主流です。色のバリエーションも豊かで、濁りを残したものや琥珀色になるものなどさまざま。苦みはあまりなく、香りもフルーティで口当たりもマイルド、ホップの旨みを感じることができる、華やかかつ飲みやすいビールです。シュマッツでも、自信を持ってヴァイツェンを提供しています!

ピルスナーは、日本人にも最も馴染みがあり、現在では世界中の大半飲まれているビールでもあります。キレと苦みが特徴で、透き通った黄金色が美しいビールです。シュマッツのレストランでは、代表的なオリジナルのジャーマンクラフトビール3種、Weizen(ヴァイツェン)・Lager(ラガー)・IPA(インディア・ペールエール)のほかにも複数種類のジャーマンクラフトビールをご用意していますので、ぜひ飲み比べてみてくださいね。

 

3. ジャーマンクラフトビールの楽しみ方

個性豊かな銘柄を楽しむ

ドイツでは国内各地にいくつもの醸造所があるため、地域毎の個性が出て、銘柄数も豊富。歴史あるドイツビールブランドが数多くあるため、ぜひ複数のドイツビールを飲み比べてそれぞれの個性を楽しんでいただきたいです。同じ「ヴァイツェン」や「ラガー」でも、ブランドによってさまざまな個性があります。そういった個性を楽しみながら、個人の好みに合わせて自由に選べるのもジャーマンクラフトビールの魅力の一つです。

自宅でジャーマンクラフトビールを飲む時は、キンキンに冷やさずに程良い冷たさで飲むのがおすすめ。キンキンで飲むよりも、冷蔵庫で冷やしたうえで少し時間を置いたくらいの方が、繊細な香りや味わいを楽しむことができます。特にWeizen(ヴァイツェン)であれば、冷蔵庫から出して待つ間に、瓶をゆっくり上下に返すか横にゴロゴロ転がすことによって瓶の底に溜まった酵母が全体に行き渡るため、美味しさが増しますのでぜひお試しください!

ドイツ人のビールの楽しみ方として、自宅で楽しむことはもちろんですが、クナイペという居酒屋、出来立てのビールを楽しむことができるブルワリー経営のビアホール、屋外のビアガーデンなどさまざまなシーンでビールと共に過ごしています。そんな多様なドイツのビールの楽しみ方をお客さまに届けたいという想いで生まれたシュマッツ。ぜひ、シュマッツでジャーマンクラフトビールとお料理を楽しんでください。また、ボトルビールで“おうちでシュマッツ”も楽しんでください!

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