オクトーバーフェストの意味とは?「10月の祭り」が9月に始まる本場バイエルンの魅力

「オクトーバーフェスト」って、名前に「10月(オクトーバー)」と入っているのに、いちばん盛り上がるのは9月なんです。実は私たちシュマッツチームも、2025年9月にバイエルンを旅して、その理由を肌で感じてきました。本場の空気とともに、オクトーバーフェストの意味と「お祭りと外飲みの季節」としての魅力をお届けします。
◯ オクトーバーフェストの意味は、そのまんま「10月の祭り」
「Oktober」+「Fest」を分解すると
まずは名前の話から。オクトーバーフェスト(Oktoberfest)は、ドイツ語を分解するとびっくりするほどシンプルです。
「Oktober(オクトーバー)」=10月、「Fest(フェスト)」=お祭り。つまり**オクトーバーフェストの意味は、そのまま「10月のお祭り」**なんですね。
名前は10月、中身は9月というちぐはぐ
ところが、ややこしい。現在のメイン会場、ミュンヘンのオクトーバーフェストは、毎年9月の後半に幕を開けます。2025年も開幕は9月20日でした。
名前は「10月」、中身は「9月」。このちぐはぐ、気になりますよね。
◯ なんで「10月の祭り」なのに9月開催なの?
もともとは本当に10月開催だった
理由はあっさりしています。もともとは本当に10月開催だったんです。
でも、ミュンヘンの10月はとにかく寒い。屋外でビールを楽しむには、ちょっと厳しい季節なんですね。
💡 1829年、開幕4日後の吹雪
10月のミュンヘンがいかに冷えるかを物語る逸話として、1829年には開幕からわずか4日後に吹雪に見舞われ、屋台が全部閉まってしまった、という記録も残っているほど。
そんな寒さも背景にありつつ、街の発展や天候の良さといった事情が重なって、開催時期は少しずつ前倒しされていきました。やがて9月開催が定着し、今では9月後半に始まって、最後の数日だけが10月にかかる——という形に落ち着いています。
名前は「10月の祭り」のまま、中身だけ9月に引っ越した。歴史って、こういう「言われてみれば」が面白いですよね。
◯ そもそもの始まりは、王子さまの結婚式だった
1810年、ルートヴィヒ皇太子とテレーゼ妃の祝宴
ここで少しだけ、ルーツの話を。
時は1810年。バイエルンのルートヴィヒ皇太子(のちのルートヴィヒ1世)と、テレーゼ妃の結婚を祝うお祝いごとが、すべての始まりでした。
このとき、結婚を祝う祝賀行事の幕開けとして10月17日に開かれた競馬が、記念すべき「第1回オクトーバーフェスト」とされています。会場となった広大な草原は、のちにテレーゼ妃にちなんで「テレージエンヴィーゼ(Theresienwiese=テレーゼの草原)」と名付けられました。
💡地元では「オクトーバーフェスト」と呼ばない
ちなみに地元の人たちは、この祭りを「オクトーバーフェスト」とはあまり呼びません。会場の名前を縮めて、親しみを込めて「ヴィーズン(Wiesn)」と呼ぶんです。この愛称、なんと2017年にはドイツ語の権威ある辞書「ドゥーデン」にも正式に収録されました。地元っ子の言葉が、お墨付きをもらった瞬間ですね。
歴史の深掘りはこのくらいにして。ここからが、今回いちばんお伝えしたい話です。
《私たちが2025年9月に見た、本場の「お祭りの季節」》
◯ レーゲンスブルクの、川沿いのワイン祭り
2025年9月18日から23日、シュマッツのスタッフはドイツ・バイエルンを旅してきました。
拠点にしたのは、ミュンヘンそのものではなく、近郊の地方都市。レーゲンスブルクやランツフートといった古い街に泊まり、ブリュワリー(醸造所)を訪ね歩く旅です。
そこで何より驚いたのは——どの街でも、人々が外に出てビールやワインを楽しんでいたこと。
レーゲンスブルクでは、ドナウ川沿いのシュタットアムホーフ地区で「ワイン祭り(ヴァインフェスト)」が開かれていました。歴史ある絵のような町並みを舞台に、グラスを片手に語らう人々。コロナ禍で一度途絶え、この2025年に復活したばかりのお祭りだそうで、その賑わいには特別なものがありました。
◯ ランツフートの大道芸フェス、そして開幕週末のミュンヘン
ランツフートでは、旧市街全体が舞台のヨーロッパ最大級の大道芸フェスに出くわしました。世界中から集まった大道芸人たちが、アクロバットや音楽で街角を沸かせる。屋台が並び、生演奏が流れ、旧市街まるごとがひとつのステージに。
そう、バイエルンの夏の終わりから秋にかけては、各地で大小さまざまなお祭りが開かれる、まさに「お祭りの季節」なんです。そして、その頂点に立つのが、ミュンヘンのオクトーバーフェスト。
私たちの旅は、ちょうどそのオクトーバーフェスト2025の開幕週末(9月20〜21日)と重なりました。本場ヴィーズンが幕を開けるそのタイミングに、近郊の街でも別のお祭りが同時多発している。バイエルン全体が「お祭りモード」に染まる、最高の季節だったというわけです。
ドイツビールそのものについてもっと知りたくなった方は、ドイツビールって何だろう?もぜひのぞいてみてください📚
そんな本場の祭りで飲まれるスタイルは、実はシュマッツのビール一覧でもひと通りそろっています。
◯ なぜ9月のバイエルンは「外飲み」が気持ちいいのか
ミュンヘンは、実は北海道より北
ここでひとつ、日本人として地味に衝撃だった事実を。
ミュンヘンの緯度は、北緯およそ48度。これ、どのくらい北かというと——北海道の最北、稚内(北緯約45度)よりも、さらに北なんです。
「ドイツの南の方」というイメージだったので、まさか北海道より北とは。涼しいわけです。
昼は心地よく、夜は冷える
9月後半のバイエルンは、昼は15〜20度ほどで、日差しが心地よい。それでいて、夜になると一気に5〜10度近くまで冷え込みます。この寒暖差が、なんとも秋らしい。
昼間、川沿いのテラスで飲むビールの爽快さ。夜、ひんやりした空気のなかで肩を寄せ合う温かさ。1日のなかで二度おいしい、と言いますか。この涼しさこそが、人々を屋外に誘い出す理由なんだと、現地で深く納得しました。
10月の寒さを避けるように時期が前倒しされていった先人たちの判断、これは大正解。9月のバイエルンは、まさに旅とビールにうってつけの気候でした。本場の人たちがビールをどう楽しんでいるのか、その作法やムードについては本場ドイツのビールの楽しみ方でもご紹介しています。
◯ 本場の空気を、日本でいちばん近く味わえる場所
旅を終えて、あらためて思います。オクトーバーフェストの意味は「10月の祭り」。でもその本質は、特定の日付や場所だけにあるのではなく、「みんなで外に集まって、ビールで季節を祝う」というバイエルンの暮らしそのものにあるんだな、と。
とはいえ、誰もが9月にミュンヘンへ飛べるわけではありませんよね。
そんなときこそ、私たちシュマッツの出番です。本場ドイツの醸造文化を受け継いだクラフトビールを、ご自宅でも、お店でも。あの肩を組んで乾杯する空気を、日本でいちばん近く感じていただけたら嬉しいです🇩🇪
おうちで本場の余韻にひたりたい方は、▶︎ シュマッツのオンラインショップへ。
賑やかに乾杯したくなったら、ぜひ▶︎ お近くのシュマッツ店舗に足を運んでみてください。きっと、ヴィーズンの熱気が少しだけ蘇るはずです。
オクトーバーフェストの意味や歴史、本場の楽しみ方をもっと詳しく知りたい方は、こちらの完全ガイドもどうぞ。
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